鹿児島(Kagoshima)

クロヅルの虹彩

 

所要があって南九州まで行ったので、ついでに出水に寄ってツルを見てきました。最大の目的は〝出水の歯医者さん〟と飲むことだったんですけど(笑) 2人で芋焼酎「出水に黒鶴」の5合瓶を空けて、あれやこれやと鳥談義以外にも花が咲きました。私のような若輩者の話でも聞いてくれるので話が弾みます(笑)

 

で、翌日はちょっとその方の鳥撮り専用の愛車をお借りして、午前中だけ出水で探鳥しました。出水と言えばツル。ということで、ツル4種を探すとこからスタート。久々に出水での探鳥だったので、前夜にポイントをちょろっと教えてもらってたんですが、最初のポイントを回ってみてもナベとマナばかり。どうしたものかと思い、ツリスガラがいそうなところを見て回っても、それらしい声が1回聞こえただけ。ほかはニュウナイスズメ数百羽の群れと、そこら辺の田んぼにタヒバリ系がうじゃうじゃ。あとはタゲリの群れにオオタカ若が飛んだくらいか。じっくり見てる時間がないのですべてパスしたけど、鳥はめちゃくちゃ多いです。探せば何か見つかるかもという気にさせてくれるので、うらやましい限りです。

ということで、最後に「東干拓」と言われたポイントに行ってみました。そしたらビンゴ! そういや前に探鳥したときも東干拓で4種見たんだった(苦笑) まさかのツル4種を見られない事態を覚悟しましたが、ギリギリで回避できました~(笑)

 

 

ナベヅル(Hooded Crane)

出水のツルの基本種中の基本種ですね~。でも、世界的には希少種です。

 

 

マナヅル(White-naped Crane)

出水のツルは、ナベヅル8、マナヅル2、ほかの種は1にもカウントできないくらい少ないですね。つまり、パッと見て歩いたら十中八九、ナベヅルかマナヅルということです。こちらも世界的希少種です。

 

 

カナダヅル(Sandhill Crane)

日本では冬に数羽程度しか渡ってこないと思いますが、世界的な個体数は十分いるようです。出水に定期的に飛来するツルでは最小なので、比較的小型なナベヅルと一緒にいても小ささは一目瞭然です。ちなみにカナダヅルには数亜種あって、亜種間で体長がそれなりに違うみたいですが、この日に見たカナダヅルでも、結構体長の違いがありました。オスメスの違いかなあとも考えられますが、亜種自体違ったりして???

 

 

クロヅル(Common Crane)

毎度、クロヅルとは縁がない。いつも遠いんだな~。いくつか個体がいるようですが、私が確認できたのは1個体だけ。英名通り世界的にはたくさんいるツルです。なんですが、クロヅルは虹彩が赤から黄色まで幅が広く、一部では虹彩の赤い個体は体長も小さいのではないかという意見を聞きました。はて、過去に撮影した個体は虹彩が赤かったような気がしたけど、それほど小さく感じたかなあと疑問が。。。 一方でこの個体は虹彩が少し暗めのオレンジ色で、いわゆる虹彩が黄色の個体に近いものと思われます。ある意見によれば、虹彩の黄色い個体こそ真のクロヅルで、赤い個体は代を遡るとナベヅルとの交雑があったのではないかというのです。

では、海外のCommon Craneの写真を見ると、確かに虹彩の黄色いものばかり。しかし、よく見てみると、その写真はほとんどがインドで撮影されたものでした。ちなみにCommon Craneには2亜種あるようで、私は見つけられませんでしたが、ヨーロッパの基亜種は虹彩が赤いという話がチラホラ。。。 それでいて日本には虹彩の赤い個体がちょくちょく渡ってきます。もし、2つの亜種の繁殖地が一部で重複していれば、ヨーロッパの基亜種の1個体がアジアの亜種と一緒に日本にやってきたのかなあと思えなくもないですが。。。

ちなみに虹彩の赤い個体は体長が小さいという意見は、虹彩が赤くなる遺伝子と体長が小さくなる遺伝子が連鎖していれば、あり得るという意見もありました。それはとても納得。ただ、日本にやってくる虹彩の赤い個体が、アジアの亜種の生息域にそれなりの数の個体群として存在する場合、虹彩の赤か黄色かを地理的に分けることができなくなりますね。ただし、私自身はヨーロッパの基亜種の虹彩が赤いことを確認してないし、ヨーロッパの図鑑を見ても虹彩について一切触れていません。あくまで不確定な情報に基づく〝妄想論〟ですので、悪しからず(笑)

 


 

1/Dec/2017 @Izumi, Kagoshima, JAPAN

Izumi city is famous for Cranes. There are more than 10 thousands cranes in every winter.

 

Click Show Sidebar

画像をクリックするかスクロールさせれば元に戻ります。