Collared Kingfisher(ナンヨウショウビン)@Singapore 2014
2017/08/15 22:44
生物にはこの地域に行かなきゃ絶対見られないという固有種から、どこに行っても簡単に見られる広域種まで存在します。鳥もその例に漏れず、アカヒゲが見たいと思ったら奄美群島に行かなければいけないし、一方でヒヨドリは全国どこでも見ることが可能です。
それで今日紹介するのは、広域種のナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)。東南アジアの水場なら大体いるカワセミですが、実はこれがややこしいことに数年前に種分化してしまいました。もともと50亜種以上が存在していて、さっと調べる限り最初は6種に分かれたようです。その後、さらに種分化されたのか調べてませんが、地域によっては形態がかなり違うものも多いので、ヘタをすれば島嶼部の亜種はすべて種分化されるという話も聞いたことがあります。最新情報は面倒くさいから調べてませんが。。。(苦笑)
とりあえず写真です。
ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)
これはシンガポールで撮影。Collared Kingfisherは種分化前の英名で、6つに種分化後も残っている英名ですが、シンガポールの個体群が今も同じ英名なのかは調べてないので不明です。。。 ちょっと葉っぱがかかっていますが、わりときれいな青色をしています。個人的なイメージだと、北に行くほど青色が鮮やかになるような気がしますが、種分化されたサイパンのMariana KingfisherはBeech Kingfisherのような白い頭をしていて、同じく種分化されたオーストラリアのTorresian Kingfisherは、くすんだ青というか、ちょっと緑がかっていて、それほどきれいではありません。西太平洋の島嶼部に生息するナンヨウショウビンは特に変異が大きく、その違いは見ていておもしろいですね!
最近、台風によって運ばれたナンヨウショウビンが沖縄本島に現れたようですが、もともとは渡りをしない鳥。そのため島ごとの個体群で交流がなく、種分化に相当する違いが生まれたのでしょう。しかし、カワセミ完全制覇を目指す人には、とんでもない障壁になりますね。。。(苦笑)
16/Sep/2014 @Pasir Ris Park, Singapore
Collared Kingfisher has been split several years ago. Before that, it had consisted of more than 50 subspecies before. It made Kingfisher hunter complete all…